瞼修正について
二重瞼手術

縫合法(埋没法)
二重にしたいラインにそって医療用の極細の糸を縫い込み、二重のラインを形成する手術です。抜糸はしません。局所麻酔の腫れぼったさは1日残りますが、メスを使わないので腫れもなく傷跡も残りません。いわゆるプチ整形、美容手術の代表的なものです。
生まれつきのような自然な感じの二重瞼ができるので、いかにも「つくった」という不自然さがなく目立ちません。そして術後の腫れは非常に少なく、傷跡も残らず治りも早いというのが特徴です。また、手術前の目にもどしたり、二重のラインを変えたりすることもできるので、最近の二重瞼手術の主流となっています。体質により腫れ具合に個人差はありますが、術後の翌日からごく普通に外出するとができます。洗顔やメイクも可能です。
切開法
二重にしたいラインにそって瞼を切開し、余分な脂肪や筋肉、皮膚を取り除き縫合する二重瞼形成の手術です。二重のラインと手術による切開ラインが同じなので傷跡は気になりません。瞼の脂肪が多く腫れぼったい方、瞼の皮膚が厚い方、ハッキリした二重のラインを希望する方に適した手術です。後でやり直しがきかない、術後の腫れが大きいなどのデメリットもありますが、二重のラインが絶対にとれないというメリットがあります。もちろん、入院の必要はありません。
部分切開法(目の上の脂肪取り 二重術)
二重にしたいラインにそって一部(2~3ミリ程度)切開し、瞼の厚みの原因となっている余分な脂肪を除去することによって二重のラインを作り上げます。傷跡は二重のラインと重なるので、ほとんど目立ちません。まぶたに脂肪が多い方に適した手術です。
目頭切開法
目頭にかぶさっている三日月状の皮膚は、「蒙古(もうこ)ひだ」と呼ばれ東洋人特有のものです。目頭の部分で上下方向の皮膚が足りないために引っ張られている状態です。その蒙古ひだを一部切開します。また、同時に二重術を行うといっそう効果的で、パッチリとしたきれいな二重まぶたを形成するだけでなく、手術後は目が大きく顔が小さく見えるようになるという効果が期待できます。目と目が離れて見えてしまう方、垂れ目やキツネ目が気になる方。
若返り瞼修正
上瞼は年令により皮膚がたるんでしわになりやすくなります。若返り二重術は、二重のラインに合わせて切開し余った皮膚を取り除くと同時に余分な脂肪を取り除くことで修正できます。術後はぼやけてしまった二重ラインがよりスッキリとしたラインになり、目元が引き締まった効果が期待できます。加齢による皮膚のたるみを取ってスッキリと若々しくなりたい方。
下瞼のしわ・たるみ取り
下瞼は単純に皮膚だけが緩んでしわになったというわけではなく、脂肪と筋肉も緩んでしまっている場合がほとんどです。その場合、下瞼のまつげの目立たない部分を切開して余分な皮膚と脂肪を除去するのと同時に、下瞼に張りを持たせるようしわの修正をします。
傷跡は、まつげのすぐ下をほぼ水平方向に皮膚を切りますので、見た目にはわからなくなります。また、目の周りは傷の治りも早いため痕はほとんどわからなくなります。
目の下のふくらみ取り
下瞼が弛んでいてクマのようになり疲れて見える、疲労時や夜になると下瞼が特にたるんで老けて見える、このような方には目の下のふくらみをなくすことで改善が可能です。この手術はクマ、たるみの原因である眼窩(がんか)脂肪をまぶたの裏側から摘出する手術です。眼窩脂肪とは、眼球の周りを取り囲んでいる特殊な脂肪です。
アフターケアー
術後の当日、ご自宅でも冷却剤などで10分間ほど冷やしてください。長くとも三日間は腫れが残ります。二日間は目の周辺部を濡らさないように、そしてメイクは抜糸を行う五日間後からにしてください。抗生物質や痛み止め、軟膏薬を処方いたします。